理事長挨拶
今日、地球規模での環境問題が年々深刻さを増しております。地球温暖化やオゾン層の破壊、森林伐採や砂漠化の問題、海洋汚染や廃棄物の越境移動、そして生物多様性の減少等々。
そのような状況下にあって、私たちの街北九州では様々な市民団体・ボランティア団体・NPO等が草の根的な環境保全活動を展開しています。
こういった環境問題の中には、私たちが日常関わっております緑化に関する分野も多く見られます。私たちは、樹木に長年関わってきた専門家集団として、また樹木診断・治療、ビオトープ活動を通して習得した知識・技術・経験を生かすことにより、過去に損なわれた自然環境を取り戻すべく決意を新たにしました。
関係行政機関、関係地方公共団体、地域住民、他団体、専門家等と一緒になって地域生態系の保護・保全・復元・再生・創出活動に取り組んでまいります。
地域の多様な主体の参画と創意により自然再生事業を遂行するためには、専門性・公益性を持った法人格の存在が必要であり、地域住民の理解と信頼を得て共に活動するために、特定非営利活動法人自然再生機構の設立を決意しました。
幅広く分野を越えた情報ネットワークの拠点として、よりよい自然環境保全・生物多様性回復を目指し、自然と共生する社会の実現に向けて活動を展開します。
理事長 水野 貞明